お知らせ
2023年07月27日
けんぽだより7月号

『はしご受診はやめよう』

ひとつの病気やけがで複数の医療機関を受診することを「はしご受診」といいます。
はしご受診は医療費が増えるだけでなく、患者であるみなさまにとってもマイナスです。また、これはセカンドオピニオンとは異なる受診行為です。

【はしご受診のデメリット】
〇医療費が増える
医療機関を変えるたびに、毎回初診料(再診料の約4倍)がかかるほか、同じような検査料、投薬料もかかります。

〇体に負担がかかる
複数の医療機関を受診することで、同じような検査や投薬が繰り返されるため、体への負担が大きくなります。

〇治療期間が長引く
治療法が確立されないまま時間が経過してしまうため、症状の回復が遅れたり、治療期間が長引いたりする恐れもあります。

【まずは医師に相談を】
診断や治療方針などに不安があるときは、まずはその医師に気持ちを伝えてみましょう。
よりよい診断や治療には、医師とのコミュニケーションや信頼関係が役立ちます。
日ごろから信頼できる「かかりつけ医」を見つけておくことも大切です。

【お薬手帳の活用】
お薬手帳には医療機関で処方された薬の情報が記載されており、服用歴や副作用歴を一括管理できるため、薬の重複投薬の防止や災害時に役立ちます。
お薬手帳がいくつもあると医師や薬剤師に薬の情報が正しく伝わりません。服用歴を1冊にまとめて管理することで、お薬手帳があなたの健康を守ります。

以上